働き方の選択肢を広げたい人へ。複業の準備なら、PRを学ぼう。PRが仕事・日常のコミュニケーションを磨く鍵になる~第5期広報・PRプランナー&PRライター養成講座 第6回めレポート~

こんにちは、広報・PR プランナー&PR ライター養成講座 第5期生の菅原千晴です。現在は会社員として働いており、今後は複業を含めて働き方の選択肢を増やしたいと思い、講座に申し込みました。


受講生の皆様と一緒に学んだ半年間は本当に濃く、PRを学べただけでなく、本業にも活かせる相手に伝えるスキルを磨くことができました。半年間、本業と並行してPRを学んだ私から、講座を通じて得られたことを、将来複業を視野に考えている方にとっての「複業の準備」という観点からお伝えしたいと思います。


PRを学びながら、同時に複業体験も。実績を残し経験を着実に積み重ねよう

講座の特徴のひとつは、以下に挙げられるようなたくさんのアウトプットがあることです。


・受講生同士のディスカッション

・講座中のPRプランニング

・講座レポート執筆(希望者のみ)

・受講生によるイベント企画


ただ黙って講座を聞いている時間はあまりなく、講座の学びを実践する場がとても多いんです。その分、PRのスキルアップのスピードが早いと感じましたし、受講生同士でお互いに学び合うことで刺激をたくさん受けました。


私は平日日中勤務なので、平日夜の時間や土日の時間を活用して講座レポートを執筆し、イベント企画に取り組んだことで、「複業するってまさにこんな感じなんだ」と1週間の時間の使い方をリアルに体感することができました。休むときはしっかり休み、やるときに集中して短時間で仕上げられるようにするなど、メリハリのある時間の使い方を意識するようになったのです。


最初は慣れない講座レポートの執筆も、文章の構成から最後の1文字にいたるまで丁寧にフィードバックをいただけるので、スキルアップをしたい人をサポートしてくれる環境がそろっています。


講師の春奈さんは、複業を長くつづけている経験から、PRにくわえて、複業の魅力やコツも、講座の中でお伝えしてくれます。そのため身近なロールモデルから働き方をイメージすることができました。

このように、講座期間は複業に必要な時間管理、着実なスキルアップのためのよい準備期間になると感じました。いきなり複業をしてみる前に、まずは着実にフィードバックをもらえる講座でスキルを積み重ねられたことは、今後複業を本格的に始めるための自信にもなると思いました。


また、執筆した講座レポートには、自分の名前を掲載していただけるので、実績づくりにもつながります。講座終了後に本格的に複業を考えている人にとっても、どんなテーマでどんな文章を書いたのか、具体的な記事で相手に伝えることができるのです。


PRは、仕事・日常のコミュニケーションに活かせるエッセンスの宝庫

私は講座の実践をつうじて複業を擬似体験できましたが、PRというスキルが、いろんな分野の仕事に応用しやすいと感じています。


PRとは、お客さま、メディア、株主などあらゆるステークホルダーとの良好な関係をきずき、事業を発展させていくという経営に近い概念です。かかわる人たちと中長期的に信頼関係をきずくために、丁寧な情報発信が大切です。PRを学ぶことで、仕事・日常にすぐに活かせる汎用的なスキルを身につけることができると感じました。


たとえば、言葉選びです。PRでは何かを否定するような表現はなるべく使わずに、受け取った人だれもがよい気持ちになれるような言葉遣いが大切。言葉遣いも、ときにはストレートにではなく、修飾語をうまく添えて意味をやわらげて伝えるなど、記事の目的や相手に合わせて工夫するのが効果的だそうです。


また、文章を書く前にはターゲットをできるだけ細かく思い浮かべることが重要だと学びました。そうすることで、伝えたい相手がどんな情報を求めているのかを想像し、最後まで文章を読んでもいやすくなります。


これらのエッセンスは、仕事の場面のみならず、日常のちょっとしたコミュニケーションにも応用できるんです。相手が気持ちよくメッセージを受け取り、欲しいと思った情報を伝えられるように、何をどのような順番で発信するのか、どのような言葉遣いだとよいのか。以前よりも一呼吸おいて考えられるようになりました。


私は社内で部門の後輩サポートも担当しているので、講座を受けてからは相手を否定するような表現になっていないか、より立ち止まって考えて伝えるようになりました。その結果、後輩との信頼関係が徐々にきずけてきて、後輩から相談をしてくれることが増えました。

細部の1文字にまで気を配るちょっとした工夫の積み重ねが、仕事・日常で良好な人間関係をきずく助けになっていると実感しています。


本業でも複業でも、誠実な仕事の姿勢がPRパーソンの大切な土台に

みなさんは、一緒に働く上でどんな人を信頼しているかと聞かれたら、期日を守る人、約束を守る人など、「この人と一緒に仕事をしたい」と思える人を思い浮かべるのではないでしょうか。

本業であれ、複業であれ、納期を守るといったビジネスパーソンとして最低限のマナーを守ることはとても大切です。そんなの当たり前なのでは、と思うかもしれませんが、実はこれらがPRに携わるうえで疎かにしてはいけないポイントなのです。講座でレポートを執筆するときも同じで、締め切りを守ること、依頼主からのリクエストやガイドラインを確認すること、ひとつひとつが信頼の積み上げにつながると学びました。


相手との信頼関係があってはじめて、「この人と一緒に仕事をしたい」とお仕事をお任せしてもらえます。本業でこつこつと積み重ねてきた、期日管理や相手との丁寧なコミュニケーション、着実な社内調整などは、「この人になら安心して仕事を任せられる」と思ってもらえることにつながり、PRパーソンとしてお仕事をする上で大切な土台になるのです。


全6回の講座を振り返って

講師の春奈さんによる丁寧な講義とフィードバック、チューター・サブ講師の方のサポートのおかげで、半年間学びつづけることができました。実践の機会や感想共有などのアウトプットが多いことで、専門的なPRのことを吸収するスピードが早く、なんとなく分かったつもりが、人に教えられるくらい分かる、にどんどん変わっていくのを感じました。


講座では、実際に春奈さんや、フリーランス・複業をしているチューター・サブ講師の方から、どうやってお仕事をいただいているのか、時間はどのように活用しているのか、自己ブランディングでどのようなことを工夫しているのかなど、複業やフリーランスのステップに進むためのコツも共有いただきました。このことで、複業・フリーランスの存在がぐっと身近なものに感じました。


半期に一度、目標進捗を振り返る面談を設けていただいたので、自分自身が今後、どのようなキャリアを歩みたいのかを改めて考える機会も多かったです。

そして受講生のみなさまの学ぶ熱意に刺激を受け、講座でたくさんディスカッションし、感想を共有して一緒にワークをするのが毎回とても楽しみでした。受講生のみなさまが執筆した講座レポートから、伝えたいメッセージの軸や言葉の選び方などを学ぶことも多かったので、お互いに高め合える環境も講座の魅力だったと感じています。


春奈さん、チューター・サブ講師のみなさま、受講生のみなさま、半年間ありがとうございました。講座で学んだPRを活かして、目標である働き方の選択肢を増やしていけるように、自分のスキルをこれからもっとふくらませていきたいと思います。


(執筆:PRライター 菅原千晴)