PRを学ぶことで、相手へ情報を届けるスキルが身に着けられる。ビジネスパーソンとして発信力を向上するポイントとは~第5期 PRライター&PRプランナー養成講座~

こんにちは!広報・PRプランナー&PRライター養成講座第5期生の田崎愛です。

私は現在会社員として働いています。働き方の選択肢を増やすための強みを身につけたい、という想いで当講座を受講し、6か月間PRを学びました。インタビュー記事やプレスリリースの執筆、イベントの企画・運営などの実践ができるため、情報を届けたい相手へ届けるスキルを学ぶことができました。


今回は6か月間の学びから、“相手に伝える”上で特にPRパーソンとして大切だと感じたことをお届けします。


PRとは?PRを学ぶことはビジネスパーソンとしてのスキルアップに

そもそもPRってなに?と思われている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

PRとはPublic Relationsの略であり、すべてのステークホルダーと中長期的に良好な関係構築をはぐくむことにより、ビジネスを発展させる考え方です。とてもわかりやすく言うと「ファンづくり」とも表現されており、ファンづくりを目指す上で欠かせない視点を講座で学びます。


そこでPRプランニングやPRライティング時には、どうすればお客さまに商品やサービスの価値を伝え、目的を達成できるのかを考え、魅力やストーリーを発信します。相手に寄り添うことを意識した発信は、選ぶ言葉や伝える順番を相手にあわせて変えることが大切。

この積み重ねにより身に着いた考え方は、PRをお仕事とする場面以外でも活かすことが可能だと体感しています。


実際に私自身、本業で会議の発表や改善提案をおこなうとき、講座受講以降はどんな言葉を使ってどの順番で伝えるのが伝わりやすいのか?と考えるようになりました。

その結果、改善提案書には上司から「わかりやすい」と言ってもらい、今までは部署内にとどまっていましたが、社内全体に反映できるよう様に動いていただくことになりました。このような経験から、PR視点を持つことはどんな職種でも活躍できると確信しています。


ターゲットにあわせたツールや言葉選びが、届けたい相手へ届ける鍵

PRプランナー・PRライターとして情報を届けるうえで大切なことの1つは、ターゲット設定だと講座で教わりました。


たとえば、企業の広報担当者としてWebサイトの記事執筆を任せていただいたとします。その場合は記事を書くことがゴールではないのです。企業がお客さまやお客さまとなりうる方々へ情報を届け、ファンを増やす、売上を上げるといった、目的を達成するための施策の1つ。


そのためにも、まずは届けたいターゲット像を、年齢・性別・職業・地域・年収などなるべく具体的に定めることが大切なのですね。


ターゲット像、これをペルソナと言いますが、そのペルソナの心の動きを想定することで、記事の構成やえらぶ言葉がおのずと変わってきます。さらにはこうして熟考された記事は「誰のため、何のため」がブレなくなるのです。


これはライティングだけでなく、イベントを企画するときや発信ツールを選ぶときなど、PR施策をする上で、とても必要な分析だと学びました。


相手の行動をうながすポイントは「根拠」を示すこと

講座での実践案件をつうじて、スキル以外でも学んだことがたくさんありました。その1つが「根拠を示すこと」です。


仕事上のコミュニケーションにおいて根拠を示すことが大切。お客さまへのご提案や社内会議などの場において、意見とともに根拠をお伝えできるように意識すると説得力が増し、ビジネスパーソンの姿勢としてよりよくなるのです。


私自身、講座でのイベント企画・運営時にとくに体感しました。イベントをつくりあげるときは方向性から進め方、役割分担など、受講生同士活発に意見交換をおこないます。その時に感覚ではなく、丁寧な言葉で理由を説明してくれる講座生の意見は理解と納得がしやすく、それなら行動してみようと実際に思えたからです。


この経験より、納得できる理由があれば感情が動かされて「行動してみよう!」と思えるのだと実感しています。相手が受け取りやすい形にして伝えることが、行動を後押しできる大切なポイントなのですね。


半年間の講座を終えて

6か月間の講座を通して学んだことは複数ありますが、とくに相手に寄り添って考えること大切さを教わったことは大きな成長につながりました。相手にあった言葉の選び方や伝え方をすることで理解を示してもらえることに気づくことができたためです。この気づきよりビジネス上だけでなく日常でもコミュニケーションが円滑に進むことが多くなり、楽しいと感じられることが増えました。


さらに成長につながったこととしてフィードバックをいただける体制です。この講座では提出したレポートやPRプランニングについて、よりよくなるようにフィードバックをいただきます。この体制のおかげで私自身は人前で意見を発信することに苦手意識が減ったと実感しています。


というのも、自身のクセを客観的に知ることができ、それを分析して次回はどんな風にすればよりよくなるのか?を考える機会ができるためです。この積み重ねにより、少しずつではありますが着実に成長していることを感じていました。


当講座の環境でPRを学べたことはありがたく、自身の今後のキャリア形成に大きなサポートとなる学びができました。

講座を通して関わってくださったみなさま、たくさんのことを学ばせていただきありがとうございました。


(執筆:PRライター 田崎愛)