ワーケーションは複業からはじめよう。パラレルワークなら、時間や場所にとらわれない働き方を実践できる

こんにちは。株式会社Cannpass代表の山崎春奈です。

働きながら休暇をとる「ワーケーション」に興味があるけれど、実際に自分に向いているかどうかわからない、という方もいらっしゃるかと思います。


私は会社員×経営者の複業キャリアを歩んでいるのですが、旅行が大好きで、昨年まで数か月に1回のペースで海外旅行にいっていました。そして、旅行先で仕事もし、まさにワーケーションのような働き方を、この2、3年つづけています。


時間や場所にとらわれない働き方は、いきなり実現できなくても、私のように、休暇も仕事も一緒に楽しむというライフスタイルは、少しずつ実践することができるんです。

私が複業をつうじて体得した、休暇も仕事も両立するヒントをお伝えします。


休暇も仕事も楽しむ。ワーケーションは、複業で実践できる

ワーケーションのように、時間や場所にとらわれない働き方に興味を持っている方が増えてきているのではないでしょうか。

実現したいと思っていても、いま勤めている企業の制度では難しい、という場合もありますよね。それなら、いまの仕事をつづけながら、複業で理想の働き方を実現するという選択肢もあるんです。


旅行や休暇を楽しみながら働く、というワークスタイルを複業で実践するためには、時間や場所を自分で選びやすい複業を選ぶことがポイントです。


たとえば、私が4年間複業で携わってきたPRのお仕事は、パソコンさえあればできるお仕事が多いです。そのため、私は国内でも海外でも、旅行にいくときにパソコンを持っていき、旅行先でお仕事もするという働き方を実践しています。


このように、時間や場所を柔軟に選びやすいお仕事を複業に選ぶと、自分の好きな場所で、好きなワークスタイルで働くことが、難しいことではなくなりますよ。


自分の仕事の作業時間を把握することが、場所を選ばない働き方のポイント

私は旅行先でもお仕事するという働き方をしているので、「プライベートと仕事を、どう切り替えていますか?」とご質問をいただくことが少なくありません。


実は、私はプライベートと仕事をきっちり分けている感覚はないんです。なぜなら、私の場合「仕事を楽しみながら休暇も楽しむ」ことで、心や体がリフレッシュでき、仕事に集中しやすいと感じています。

仕事とそれ以外の時間を区別するかどうかは、人それぞれ。どちらの方が集中しやすいのか、試してみるのもいいかもしれません。


私が旅行先で仕事をする場合、以下のように仕事の時間をとっています。

・朝、外出する前に数時間、仕事の時間をとる

・タクシーや電車の移動中に、携帯でできる作業を進める

・夜、寝る前に時間があれば、仕事をする


このような働き方をするためには、まず自分の仕事の作業時間を把握することが大切です。そうすることで、旅行に行く前にやった方がよい仕事と、旅行中でもできる仕事にわけることができますし、仕事の優先順位もつけやすくなります。


たとえば、私が携わっているPRライティングのお仕事の場合、旅行前に原稿を8割ぐらい完成させて、旅行中に、最終チェックと修正をする、というように作業を細かくわけて進めることもあります。


こうした自分なりのスケジュールを組み立てられるのは、自分が、どの作業にどれぐらい時間がかかるかイメージできているからなんです。

みなさんも、ご自身の仕事の作業時間を把握すること、そして、その作業がオフィスや自宅以外でもできるものかどうか、考えてみてくださいね。


自分にぴったりのワークスタイルを見つけるなら、まずは1日お試しを

場所や時間を選ばずに仕事をしたい!と思っている方は、まずは、今の仕事をつづけながら、複業で実践してみるのがおすすめです。

旅行先で仕事もする、という働き方が、自分にあっているかどうかは、実際にやってみないとわからないこともあるからです。


たとえば、リモートワークが許可されているお仕事の場合には、1日だけでも、いつもの自宅やオフィスとは違う環境で仕事をしてみるのもよいと思います。

日中はホテルの部屋で仕事をしつつ、お昼休みは外に出ていつもと違う風景を楽しんだり、仕事後に観光を楽しむこともできます。あるいは、リモートワークができないという方は、複業をつうじて、休日に、仕事も休暇も楽しむという体験もできます。


試してみた結果「このワークスタイルがいい!」と思ったら、複業やフリーランスなど、自分で時間や場所を選びやすい働き方にシフトしていくことも考えられますよね。


もちろん、実践してみて「旅行先で仕事をやりたくないな……」と感じたら、仕事とプライベートを曜日や場所などで、しっかり分ける働き方が向いているのかもしれません。


どんな形であれ、自分なりの、仕事と休暇のバランスやワークスタイルを見つけてみましょう。それを見つける手助けをしてくれるのが、複業なのではないでしょうか。


(執筆:山崎春奈 / 編集協力:PRライター 大谷佳菜子)