PRのスキルはイベントの立案・集客にも役立つ。PR視点を活かしたイベント企画のポイントとは~第4期 広報・PRプランナー&PRライター養成講座 第5回レポート~

この記事を読んでいる方のなかには、イベントを開催したことがある人もいると思います。イベント企画は考えることが多く時間を要しますよね。

今回講座生でイベントを開催しました。コロナの影響でオンライン開催となりましたが、結果的に70名の方に参加いただきました。

オンラインの開催となったなか、私たちがどのようにイベントを企画したか、そして集客につなげたか、これまで学んできたPR視点を活かしたイベント企画の方法を、私PRライターの長嶺菜菜子からお伝えします。


ターゲット設定を細かくすることがイベント成功の道

講座生で立案したイベント「アフターコロナをどう生きる?フリーランス・複業家と考える、オンラインでも魅力が伝わる自己ブランディング」をオンラインで開催しました。

イベントを立案するにあたり1番時間をかけて考えたことは、イベントに参加したい人がどういう人か、というターゲット設定です。


中長期的な相手との関係構築が大事、というPR視点においては、イベントに参加してくれた人が満足で終わるのではなく、終わったあともこの講座を通してこの先も考えるきっかけを作ってもらいたい。

その上でどういう人に届けたいか、届けたい人に向けてのゲストはどういう人が適任かを考えました。


私たちが考えたターゲットは、20代後半から30代で、フリーランス・複業を目指している、もしくは初心者。そして、オンラインで自分の発信に興味がある人。

上記のターゲットをふまえた上で、ゲストの選定を考えました。


-フリーランス・複業で成功している人

-フリーなって1.2年め(等身大モデルでイメージしやすい)

-SNSで情報発信を積極的に行っている人


以上のように、ターゲットを細かく設定することで、ゲストの選定やイベントの内容もスムーズに進むことができます。イベント企画の際は、まずは細かいターゲット設定を考えてみてはいかがでしょうか。


イベント集客は、届けるべき相手のことを考え、相手の興味・関心を把握するのがキモ

イベントは結果的に70名に参加いただきました。イベント主催者にとって集客は1番力をいれる部分。魅力的にイベントを伝えるにはどうしたらいいか悩みますよね。


今回講座のなかでは、講座生がイベントのお知らせについて、感想共有の時間がありました。「興味ある人に個人的にメッセージをした。その子は興味ありだったが、申し込みまで動いてもらうのが難しかった」「意外な人が参加してくれたからターゲットを絞りすぎるのではなく、少し広げて案内したらもっと良かった」など、集客の奥深さをそれぞれで実感、共感しました。


講座では、集客について「ニーズがないところに無理やりニーズをつくって誘わない」「ニーズがある、受けたい人がいる、求めている人がいるからイベントをする」ことを重視しています。普段からこの子はこういったニーズを持っているな、と気にかけてあげることがイベントの誘いやすさにつながる、ということを学びました。


たとえば、itty selectionには、PR・フリーランス・海外・ライティングなど、さまざまな切り口があります。

それぞれを、聞きたい人たちに向けてこのイベントのときはこの人を誘おう、というのを自分の中で持っておけるか、意識しておけるかが重要になってきます。

普段から自分の周囲の人が何に興味・関心をもっているのかを意識しておくと、イベントの集客に役立つでしょう。


人から応援される人になるには、日頃から自分のStoryを発信する

普段から自分が何を勉強しているのか、何に関心を持っているかを周囲に発信、共有することはとても大事なこと。理由は、周囲が私という人を認識することで応援してもらうことにつながるからです。

私を応援したい!と思う人をイベントに誘うことが1番集客につながるのだそう。


今回であれば、PR講座を受けていること、PR講座を通してイベントを企画したことを発信することで頑張っているね!今回は参加できないけどまた誘って!と興味をもってもらえる。たとえイベントの集客につながらなくても長期的な視野で見た時に相手との良好な関係構築ができます。


また、普段のつながり以外のコミュニティを増やしておくことで自分自身を応援してもらう人を増やせますし、何よりイベントに誘える仲間が増えます。

あなたに誘われたから参加したい、あなたが言うなら行くね、と言ってもらうためにも、自分という人物を知ってもらう、応援してもらう人になるためにも、常に情報発信を行い、相手との信頼関係を構築していくことは必要なことですね。


第5回の講座・イベント企画を通して

オンラインイベントの開催に関わることは、私の人生の中ではじめてのことでした。

今回感じたことは、オンラインに関わらず対面においてもやることは同じ、イベントの内容を決めるにはターゲット設定が大事、ゲストを選定するにもターゲットをどれだけ落とし込めるか。また集客においても、ターゲットが定まっていないと誰を呼んでいいのかわからなくなりますね。


これまでPR講座で学んできたターゲット設定がイベントの企画や集客においてもとても重要なことを学べました。

また、今回イベントでゲストをお呼びしたのですが、ゲストの方は快くイベントへの出演を承諾してくださいました。その理由として、itty selectionというきちんとしたバックグラウンドのある会社でのイベント開催なので、ゲストの方も信頼してくれたのだと感じました。

この環境かでPRを学べていること、PRを活かしたイベントを開催できたことが私にとっての財産です。

(執筆:PRライター 長嶺菜菜子)