自分と誰かの得意をかけ合わせれば、できることは何倍にもなる〜トークイベント「ニューヨーク文化から学ぼう、好きなことだけで生きていくコツ」レポート〜NYで出会った友人と会社経営へ。 片山 優希さん

ニューヨークへの留学&働いた経験を持つゲストのお話から、自由なキャリアを創るヒントを探るトークイベント第10回目を、2018年12月4日(火)に開催しました。

今回の登壇者は片山 優希さん。ニューヨークの大学院へいったあと、現地で築いたつながりを活かして就職し帰国。いまでは、ニューヨークで出会った友人と会社経営をし、数多くの大手企業様とお取引していらっしゃいます。

イベントの模様を、今回モデレーターも務めたCo-nnections NY副代表の山崎春奈がレポートします。



苦手より、得意に目を向けると、自分の価値は発揮できる

山崎(モデレーター):ニューヨークにいって影響を受けたことはありましたか。


片山:日本では自分の欠点だと思っていたことが、ニューヨークで個性に変わったことですね。僕は、落ち着きがない、1つのことに集中できない性格で、日本ではそれが悪いことだと思っていました。

でも、ニューヨークでは、個々人の特徴に対して、いい悪いという捉え方をしないんです。その特徴を含めての個人として認めあう文化なんですよね。


だから、苦手なことがあれば得意な人と一緒にやればいいし、お互いの得意で補いあえばいいと思います。たとえば、大雑把なことしかできないのであれば、細かい管理ができる人を探して一緒に仕事をしたらいいですし。


山崎:優希さんが感じた、ニューヨークで活躍している人の共通点は何でしょうか。


片山:みなさん、お互いに尊重しあい、助けあう気持ちがあることですね。誰かを蹴落として自分だけ儲かろうという人で、長く活躍している人を見かけませんでした。

特にニューヨークで出会った日本人経営者の方々は、やる気のある人、夢に向かって走っている人を応援する気持ちが強いんです。僕が就職して日本へ帰国したのも、ニューヨークでお世話になった方のつながりで、ご縁をいただいています。


僕自身も、いま日本で会社経営に携わりながら、熱意をもった若い人たちと一緒に仕事できることを楽しんでいますね。


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このお話をお伺いして、自分の経験やスキルではできないから……と立ち止まるのではなく、誰かとお互いに助けあう、補いあうことで可能性は広がると気づかせていただきました。




理想のキャリアへの第一歩は、やりたいことを言ってみることから

山崎:世界中から人が集まるニューヨークで、チャンスを掴む秘訣は何だと思いますか。


片山:やりたいこと、ほしいものがあったら、言ってみること。 僕は、ニューヨークへいってからシェアハウスのオーナー業をやっていた時期がありました。

それは、自分が住んでいるアパートのオーナーへ「僕にもやらせてください」と伝えたことがきっかけだったんです。


口に出すとチャンスに出会えることもある。ただ、「言う」という行動は誰でもできるはずのに、意外とみんな言ってないだけなんですよね。僕がニューヨークで出会った友人と一緒に今の会社を経営しているのも、お互い一緒に何かやりたいねって話していたところから、現実になっていきましたし。

みなさんも、何か目指したいこと、やってみたいことがあるなら、どんどん口に出してみるといいですよ!



レポートを終えて:山崎春奈

自分の好きなことで仕事をしたい、個人の価値を高めたい、そんな想いを持った方々がイベントに参加してくださいました。

「自分が忘れていた情熱を、思い出すことができた」というお声もあり、参加者のみなさんそれぞれが前に進む刺激をうけるイベントとなりました。


私も、優希さんのお話をお聞きしながら、興味があることは質問する、意思表示をしていこうという気持ちが強くなり、これから発言していくことが楽しみになりました!




・登壇者プロフィール

片山 優希(かたやま ゆうき)

株式会社AROUND取締役。日本の大学から、NYの大学院へ進学し、マーケティングやサプライチェーンを学ぶ。NYでのつながりを活かし、帰国後、ネット広告会社に勤務。

その後、NYで出会った友人と会社設立を決意し、Eコマース・クリエイティブ・マーケティングを軸とした株式会社AROUND取締役として活躍中。


<関連情報>

株式会社AROUND

Co-nnections press

告知ページ ※イベントは終了しました


(執筆:PRライター 山崎春奈)