フリーランス&複業でPRライターを選んでいるのは「理想の働き方」に近づいている実感があるから。ここでは個人の価値が、どんどん伸びていく〜itty selection 山崎春奈&水澤陽介 対談・前編〜

働き方が多様化し、1人ひとりのキャリアの可能性も広がっています。

そんななか、itty selection Inc.(アイティ・セレクション)ではフリーランス&複業のPRパーソンを育成し、チーム化。

個人の能力を持ち寄って、クライアントや社会へ貢献しながら、それぞれの「理想の働き方」実現を目指しています。


itty selection Inc.は、東京・ニューヨーク・ハワイの日系企業やブランドのPRを中心に「価値ある選択」をサポートする会社として展開。そこに所属するPRパーソンたちは、ライフステージ・住んでいる地域・考え方も多岐に渡ります。


今回は、各PRチームをまとめる統括マネージャー&PRライター山崎春奈さんと、聞き手のわたしPRライターteam広報・PR担当 水澤陽介との対談「前編」をお届けします。

どのようにして「理想の働き方」実現に着実に近づいているのか、そのヒントとなれば幸いです。



”あたり前にできること”が、“強み”になり得るんだと教えてくれる環境

水澤:itty selection Inc.(以下「is」)には、お客さまのPRをサポートするための3つのチームがあります。PRライターteam・PRイベントteam・PRインストラクターteam。これらをまとめて「is Closet(アイエス クローゼット)」としています。

春奈さんは、今後「is Closet」を統括してマネジメントを、これまではPRライターteamで編集だけでなくマネジメントを担当されてきましたよね。


春奈:そうですね。これまではPRライター全体を、リーダーとして引っ張っていく役割を任せてもらってきました。

最初はいちPRライターとして記事をつくっていましたが、マネジメントをするようになってから「自分の強み」に気づいて、より、やり甲斐を感じています


水澤:「自分の強み」ですか?


春奈:はい。これまで企業に勤めてきて「当たり前」と考えてきた、納期を守る・時間を守る・なるべく早く返事を返すなどの基本的なことを、本業ではないとはいえ「当たり前」にやることなんかが、強みだったりするんです。


「is Closet」は、フリーランスと複業のメンバーで構成されているので、「複業だから」という理由で、優先度を下げてしまう人もいたりしたんですよね。

でも、仕事である限り「本業」か「副業」かなんて関係ない。isから依頼されている時点で、isはお客さまです。そういった考え方や行動など、自分で特別だと思っていなかった能力を、ゆいさんはきちんと評価してくれます。

水澤さんは、isで見つかった強みってありますか?


水澤:ゆいさんに気づかされることはたしかに多いですよね。

僕がこうしてis内の取材などをする広報マネージャーを任されたのは、人のよさを見つけることが得意だったからじゃないかと思います。それは、isに関わってから気づいたことですね。


誰にいわれることもなく続けていることをゆいさんは見つけて、得意なこととして伸ばしてくれます。isの魅力やメンバーの良さを伝えていく役割を任されていることで、自分の強みを生かしてもらっているなと思います。



「勝ち負け」ではなく「共創」のビジネスがあると知った、isやPRとの出会い

水澤:isに関わってから約2年間が経ちましたよね。春奈さんの人生につながることはありましたか。


春奈:PR視点で人と関われるようになったことで人生が楽しくなっていますね。もともと、営業や物流の仕事を行なってきたわたしにとって、「PR=ITや広告業界の手法のひとつ」と、考えていました。

でも、isで「PR=信頼関係を構築していくこと」だと学んだんです。


1つひとつの仕事や1人ひとりに対して誠実に向き合うことで信頼関係を紡いでいく。これは、わたしが描いてきた「だれかの人生の、背中を押してあげられる人になりたい」という目標につながっていると思っています。

ゆいさんがわたしにPRを薦めてくれた理由が、今はよくわかります。


水澤:僕もisに関わっていることで、いろんなヒントをもらっています。PRの概念として「企業と個人との関係性づくりを長期的にサポートする」というものだというのは頭でわかっていても、施策や行動にうつすとなると幅が広いじゃないですか。


過去に、ある企業の広報・PRを請け負ったときに、うまく結果につなげられなかったことがありました。

そのとき「広報・PRを担うために、僕には何が足りないだろうと」考えていても、なにが足りないのかわからない。そのとき、ゆいさんの姿勢やPRへの哲学にふれることで、気づくことがありました。どんなタイミングで、どんなメッセージを送っているのか。そのことで、どういった変化が生じるのか……。社内外のやりとりを垣間見て気づけるチャンスがあるのは大きいですね。


春奈:isがいいところは、ゆいさんが描く文化の根底に「共創」があることですよね。

「戦いや、だれかを蹴落としてでも自分が上に」というものがないんです。競合する会社との対立もありません。むしろ、提携したり、一緒にビジネスをしていますよね。


PRライターのメンバーも、仕事として真剣に向き合っているけれど競争心はないし、サポートはするけれどお互いに依存しあう関係性でもない。「独創と馴れ合いの中間」にある組織だ、と思います。

仲間内での「とにかく上へいきたい」という空気は、わたしは好きではなくて、それぞれが当事者意識で仕事に対して責任をもってやるべきだと思っているんです。isの文化は理想にかぎりなく近いですね。



「人生をよりよく」とアンテナを立てていたから、たどり着いた

水澤:そもそも、春奈さんって、どういった経緯でisに入られたのですか。


春奈:2016年9月に、isが主催する「Webライター入門セミナー」に参加したことがきっかけでした。SNSやニュースから、Webライターが流行っているなと感じていて。その後もいくつかのイベントに顔を出すうちに、ゆいさんから「PRライターとして関わってみない?」と声をかけてもらったんです。


当時、大手企業から2回めの転職をしたばかりで、会社員としてはいろんな業界や職種を経験してきて力がついてきだけど、「もし会社の看板がなかったら自分には何があるんだろう」って、個人の価値について考えはじめていたところでした。

海外が好きで、場所と時間を選ばずに自由に働きたいなという気持ちもありました。でも、何からしたらいいのかわからないという中で、まずはやってみようと思いました。

水澤さんはどうでしたか?


水澤:2015年8月に、ゆいさんが3代目となるアシスタント募集しているのをWebで見つけたことがきっかけです。そのとき、僕はライターの駆け出しとして企業に寄稿しはじめていて、でも「自分がやりたいこととは違うかも」とも感じていました。


そもそも、僕は2013年10月に沖縄に移住してきたのですが、ライターになったのは、「沖縄の人の魅力を伝えたい」と思っていたからなんです。


そのとき、ゆいさんの肩書きである「PRライター」をみて、これだと直感しましたね。アシスタント応募時から沖縄に住んでいたので、ゆいさんとはお会いしたことがなかったし、PRについてもわからなかったんですけど。でも、「PRライター」としての能力を磨くことが、沖縄にとって、自分のやりたいことの実現にとって必要なことだと確信しました。



自分で設けていた制限がどんどん外れていく「新たなチャンス」が、常にある

水澤:PRライターとして活動しはじめて、最初はどうでしたか。


春奈:書くことが好きというより、個人で活躍できるスキルを身につけたかったんです。最初は「自分は書くことに向いているのかな?」と戸惑いもありました。


ただ、isは「文章を書くスキル」を鍛えるというよりは、本当に読者に伝えるために何を伝えるべきか、たとえば想いや感情をエピソードとして伝えることなどを大事にしています。

インタビュイーの個性も、PRライターの個性も消えないように編集してくれますし、わたしもそういう記事づくりの在り方に共感して、続けることがでました。


それに、マネジメントなどの「書く」以外の得意を最大限に生かすチャンスがあるので。

ゆいさんは「PRライターなんだから書くことで伝えるスキルを伸ばしなさい」というような決まりきった杓子定規で計らず、わたしという個性を尊重してくれていると感じています。


ただ、得意なことを好き勝手にやっていればいいという環境でもありません。やるべきことをやらないときなんかは「厳しさ」もあります。愛情と厳しさが混じっている感じが好きですね(笑)


水澤:僕は、ゆいさんのアシスタントをはじめてすぐのときは、本当に失敗ばかりをしていました。データをエクセルにまとめることさえ、うまくまとめられなかったな(笑)現在もですが、すべてにおいて「クライアントさんや読者の立場になってつくられているのか」を評価されますよね。


最初は、どうしてゆいさんがそう考えるのかわからなかったことが多かったのですが、いま思うと相手から信頼してもらうためには絶対に必要なマインドですよね。どこまでも相手とのコミュニケーションを丁寧に、最善を尽くすことの価値を知ることができたアシスタント期間でしたね。


あと、ゆいさんはほかのメンバーそれぞれの力量を見すえながら、2つ・3つと階段を飛ばすような役割を与えるのが上手ですよね。高くなれば高くなるほど、厳しくなるのは当然ですが、それができると相手を信じてくれるので、応えようと思えます。

自分の制限をとっぱらって、より高い能力が発揮できる役割を与えられることがモチベーションになっているメンバーが多いのが、isの特徴ですよね!



対談を終えて

今回、前編として春奈さんと僕の「itty selectionでの役割」や「itty selectionとの出会い」についてお伝えしました。お互いに、いまの働きかたをもっとよりよくできないかと探していたときに、itty selectionに出会えたという共通点を、改めて知れる機会となりました。

後半では、なりたい自分とitty selectionでの活動がいかにリンクしているのかを中心にお話ししました!

(執筆:PRライターteam広報・PR担当 水澤陽介)