「PRライティング」で戦略的な発信を。届けたい相手に届く文章で発信力を向上!~第6期広報・PRプランナー&PRライター養成講座 第6回レポート~

株式会社Cannpass主催「第6回広報・PRプランナー&PRライター養成講座」受講生のKonoha Shinadaです。都内IT企業で会社員として働いております。業務の幅を広げることを目的に本講座を受講し、2022年3月に半年間の講座受講を修了しました。


職種や公私を問わず活用できる「PRライティング」のスキルは、新しくスキルを習得したいと考える方におすすめです。PRライティングとは、PR・広報の知識を踏まえたライティングのことを指します。ファンづくりやコミュニケーションデザインと称されることもある「PR」の視点を持ったライティングにより、読み手に届きやすい発信ができます。


今回のレポートでは、講座内で学んだPRライティングに大切な知識について、講座での経験や所感を踏まえながらお伝えします!


PRライティングのスキルを身につけ、届けたい相手に届く発信をする

PRをひとことで説明すると、全てのステークホルダーと良い関係を作った上で、ビジネスを発展させること。ファンづくりやコミュニケーションデザインとも言えます。PRライティングは、PRへの理解を持ちながらライティングをすることです。


広く認知されればいいということではなく、届けたい・届けるべき相手に届け、目指していた目標を実現することがゴールであるPRライティングは、ビジネスだけではなく私生活でも応用できるスキルです。私自身、PRライティングを得た2つの視点は本業で活きています。


・相手目線でわかりやすい文章構成、言葉選び、

・発信の本質的な目的・ゴールを意識する


とくに、上司や同僚へメールを作成する際に、何のための連絡なのかを念頭に置くことと、箇条書きや文章構成を工夫することで、ムダなく最後まで読んでもらえる文章を意識できるようになりました。このことにより、相手から欲しい返答を確実にいただけることも増えました。


高いライティングスキルを持ち広く発信することだけではなく、PRの視点から戦略的に発信することで、その情報を欲している人に届けることができます。読み手を深く理解できるような、高いコミュニケーション能力につながるので、一社会人として身につけたいスキルであると、私は思います。


PRの本質を理解している「PRライター」は将来性のあるキャリア

企業の情報発信の手段において、コーポレートサイトやSNS発信が主流となった近年、オンライン・オフラインどちらも広報・PR施策のライティング部分を担える「PRライター」の需要が高まっています。なぜなら、広報・PR施策が多岐に渡り、企業内の広報・PR担当者だけですべてを手がけるのは容易ではないからなのです。


また、PRライターは、よく耳にするウェブライターと比較すると、携わる仕事の範疇が重複する部分もあり明確に区別できるものではありません。しかし、PRライターの特徴として「PRの本質を理解している」ことがあります。


ウェブライター:ウェブサイトでの情報記事やインタビュー記事を執筆

PRライター:企業やブランドのPRに関わるライティングをサポート(プレスリリース、ブログ記事、SNS投稿文など)


商品・サービスがいいものであっても、上手くPRできない人や企業は少なくないです。不特定多数に広めるのではなく、どんな人に向けて、どんな手法で、何を発信する必要があるかなど、企業の理念や目標を理解しながらライティングに落とし込めるPRライターは今後も必要とされると考えます。


効果的なPRライティングでは、SEOや綿密なターゲット設定などのウェブマーケティングの基礎知識も深く関係してきます。経営者のような目線から、商品やサービスの本質的な面を文章に起こし発信できると、会社のマーケティングとして大きく貢献することもできます。

また、さらなるレベルアップとして、イベント企画やサイト運営など、広報・PRのより大きい範囲を担うPRプランナーとしてのキャリアなど、選択肢の幅も広がります。


「読者ファースト」を意識することが、PRライティングのスキルアップにつながる

講座では、PRライティングのキホン知識となる理論や具体的な施策の実践についても多く学ぶことができました。


・ターゲット設定

・構成づくり

・タイトルの書き方

・プレスリリースの書き方

・Webマーケティングの知識 など


基本的なライティング技術に加えて、PRの視点やWebマーケティングの知識を必要とするPRライティングは、一朝一夕に身につけられるものではありません。スキルアップのために、インプット・アウトプットの反復練習はもちろん大切ですが、今この瞬間からはじめられることとして「読者ファースト」の意識を持つことがあります。


「読者ファースト」を意識できるようになると、相手がどんな状況で記事にたどり着くか、どんなリード文なら読み進めたいかなど、読み手を考慮したライティングができるようになります。


私自身、大きな課題としているのが、「淡泊で堅苦しい表現になりがち」という点です。今までに経験のあるライティングは学校のレポート、仕事でもBtoB向けの顧客資料の作成が多いため、気軽に読みやすい文章を書くことに苦手意識があります。


文章のやわらかさなども、想定している読者がどんな人かによって、変える必要がありますよね。

講座内では、発信を繰り返すなどの小さな積み重ね、スキルアップ&慣れにつながり、自身の信頼の構築につながることもあるという話がありました。自信を持って発信できるよう、少しずつSNSでの発信も続けていこうと思います。


半年間の講座を終えて

半年の講座を通して、PRのスキルは公私問わずあらゆる場面で活かされると実感しています。講座を受ける前の自分と今の自分を比較して、「PRとはなにか」を腑に落とし、他人に上手く説明できまで成長しました。


PRライティングのスキルについては、まだまだ難しいと感じる部分も多いですが、レポート執筆などを通してインプットとアウトプットを繰り返し、スキルの向上に励んでいます。今後はさらなるレベルアップを目指して、次は本業でプレスリリース執筆を担当できるよう、アクションを起こそうと検討中です。


PRやPRライティングについてさらに詳しく知りたい方は、本講座主催のCannpassが運営する、PRライターによる記事などが集結したウェブメディア「is Closet」にて、他の記事もご覧ください!


(執筆:PRライター Konoha Shinada)