PRのスキル習得が複業(副業)・フリーランスの実現へ。コミュニケーションデザイン力を磨けば、本業のステップアップにもつながる~広報・PRプランナー&PRライター養成講座 受講生対談・後編~

PR・キャリア・人材育成を軸に事業展開する株式会社Cannpassは「広報・PRプランナー&PRライター養成講座」を運営し、PRパーソンを育成しています。


今のお仕事や将来のキャリアに活かせるスキルアップ、複業(副業)・フリーランスになれる実力・実績づくりを目的に受講する方も多い当講座。「どんなスキルが身につくの?」「講座で学んだことが仕事にどう活かせているの?」というご質問をいただくことも少なくありません。


そこで、当講座第5期修了生の2名へインタビュー。講座受講がきっかけで複業(副業)のお仕事につながったという田崎愛さん、本業でのステップアップを実現した菅原千晴さんに、講座受講後の変化やお仕事への活かし方について、第6期生のSayuriが伺いました。

>>講座の特徴や魅力については、前編でお話いただいています!


PRを学ぶと、広報・PR職だけでなく、どんな職種でもスキルアップが目指せる

───講座の受講前と受講後で変化したことを教えてください。

田崎 愛(以下、田崎):私は日本の大企業に勤めており、将来のキャリアを見据えて当講座を受講しました。半年間の講座修了後にCannpassが運営するPR人材プロダクション「is Closet(アイエスクローゼット)」(※1)に所属し、複業(副業)としてPRライターのお仕事に携わっています。


is Closetでは、プレスリリース執筆や人材系企業さまのPRライティングなどに関わっています。また、個人的にもPRライターとしてお仕事を広げられるようになり、今は2社のクライアントさんとお仕事していますね。

たとえば、CSRや採用関連の冊子作成、SNS発信を担当しています。最近では、自主的に学びはじめたグラフィックデザインのスキルも活かして、PRライティングとグラフィックデザインを含めてのプロジェクトなどもお任せいただくようになっています。


───どのように複業(副業)のお仕事を増やしていったのでしょうか。

PR講座を受講しているときから、「広報・PRを学んでいる」ということを、SNSなどでコツコツ発信していたことが大きかったですね。それを見た知人の方から「それなら、うちで手伝ってくれないか」とお声がけいただけるようになって。


そうした発信をするようになったのも、講座がきっかけで。講座受講期間中に、希望者は中間面談ができるのですが、そのときに講師の山崎春奈さんから「完璧にできていなくてもいいので、自分が学んでいること、やっていることを発信することが大切」だとアドバイスいただいたんです。

私は、完璧にスキル習得してからじゃないと発信できないのではないかと思っていたのですが、お仕事を依頼する相手からしたら、普段どんなことをしていて、どんな考えの人なのかわからない人にお仕事をお任せするのは不安ですよね。だから、ちょっと勇気をだしてアドバイス通りに発信をつづけたら、本当にお仕事のお声がけをいただけるようになったので嬉しかったです。

写真 左上:菅原千晴さん、中央下:田崎愛さん、右上:Sayuri


───学びを素直に実行することが大事なんですね。千晴さんは、どんな変化があったのでしょうか。

菅原 千晴(以下、菅原):私は現在IT企業の営業職をしているのですが、自分が所属する部門の採用活動に面接官として携わることができるようになりました。実は、この講座でPRを学んだことによって、経営に対してのアンテナが高くなったこともあり、採用活動に興味を持つようになったんです。


本来は一定の職位以上の人しか面接官はできないことになっていたのですが、チャレンジしてみたいという気持ちが強くて。「会社の将来を担う人材について、自分でもきちんと考えながら採用活動に携わりたいんです!」と伝えたら、承諾いただけました。


───PRを学ぶことが、自分の視野を広げることにつながったんですね。

そうですね。あと、講座を受講して発信力が磨かれたことで、社内でのコミュニケーションが円滑になり、自分自身もより仕事がしやすくなりました。周りの方にもそう感じていただけたからなのか、講座修了後に昇進することもできました。


また私も講座修了後にis Closetに所属し、複業(副業)として採用PRの取材記事執筆などをさせていただいています。本業をつづけながら、複業(副業)の割合も少しずつ増やせていけたらいいなと思っていたので、実践しながらスキルアップして実績を積んでいける環境があるのは、ありがたいなと思っています。


ビジネス発展を導くPRのスキル習得が、コミュニケーションデザインのセンス向上につながる

───講座で学んだことが、本業の仕事にも活かされることはありますか。

菅原:複業(副業)で携わっているPRライターのお仕事だけでなく、本業でのコミュニケーションスキルが向上したと感じています。たとえば、社内でのメール文章作成やプレゼンテーションなど、講座で学んだPRライティングのスキルが活かされています。


というのも、相手に伝わりやすい順番や言葉選びなどによって最適な文章に落としこむのがPRライティング。記事制作に限らず、メールでも、タイトルや本文の順番などを工夫することで、忙しい相手にも文章を読んで理解していただき、アクションをとってもらいやすくなりました。伝える順番を工夫することで、ミスコミュニケーションが減ったと実感していますね。

プレゼンテーションにおいても、PRライティングで学んだターゲット設定などを応用するようになったので、聞き手からも「わかりやすかったよ」と言ってもらえることが増え、PRライティングを学んで本当によかったなと思っています。


田崎:私も本業でのコミュニケーションの取り方が変わりましたね。私は本業でマネジメント業務をしているのですが、チームメンバー1人ひとりに合わせた丁寧なコミュニケーションを意識するようになりました。相手の気持ちに寄り添う共感する力が高まったのではないかと思っています。おかげで、私が伝えたいことをメンバーがより理解してくれるようになり、チームが活性化したと感じることが多くなりました。


これは、PRプランニングやPRライティングで重要な「ターゲット設定」を学んだことが影響していると思いますね。誰に何を伝えようとしているのか、目的や相手にあわせて最適なコミュニケーションデザインをするセンスが講座で磨かれました


───PRのお仕事ができるようになったこと以外でも、講座を受講してよかったなと感じることはありますか。

田崎:「発信力」「共感力」「経営視点」が養われたことですね。かかわる人たちとの良好な関係があってこそ、中長期的にビジネスを発展できるのがPRの本質。PRは、どんな業界・職種でも必要とされるスキルだと思っています。

発信力、共感力については、すでにお話しているとおりで、経営視点は、千晴さんが話していたことと似ているかもしれないですね。私もPRを学んだことで、会社全体や経営について俯瞰的に捉えることが多くなったんです。


これまで勤めている会社に対して不満を感じていたことでも、「自分が経営者だったら、どうやって改善できるか?」という視点で考えられるようになりました。会社員の仕事をつづけていると、つい雇用されている立場でしか考えられないこともあるのですが、企業の事業発展を導くというPRに関わるようになって、自分の視野が広がったと感じています。


菅原:私も愛さんのお話に共感するところが多いですね。それ以外の点でいうと、誰かを否定したり不快にさせない、かかわる人みんなにとって最適な言葉選びをするセンスが高まったことですね。

本業で後輩の指導をするときに、頭ごなしにミスを指摘したり、ほかの同期と比較したりということをしないよう意識しています。その後輩にとって何をアドバイスしてあげることがベストなのかを考えて発言するようになり、後輩から相談されることも増えました。

行動と実践が、自分に最適なキャリアを切り拓く一歩になる

───お2人が今後目指すキャリアビジョンはありますか。

菅原:講座受講時に目指していた複業(副業)は実現できているので、今後も複業(副業)を増やしつつ、本業との相乗効果をうみだしながら、どちらの仕事でもステップアップしていきたいと思っています。

また将来的には、自分のライフステージにあわせて、広報・PR職にもチャレンジしたいですね。


田崎:私はもともとフリーランスを目指してこの講座を受講しましたが、講座やその後の複業(副業)を経て、パラレルキャリアも面白いなと思うようになりました。

大きな企業に勤めているからこそ経験できることもありますし、千晴さんのように本業と複業(副業)で相乗効果をだすこともできるので。


フリーランスでも、複業(副業)でも、自分がそのときにいいと思う働き方を選べる状態になることが大切だと思っています。それが実現できるんだと思えるようになったのは、この講座のおかげでもありますね。


───将来のキャリアを模索している方へのアドバイスをお願いします。

菅原:悩みながらでも「動きつづける」ことが大切だと思いますね。実際に行動してみないと、自分に向いているかどうかもわからないことが多いのではないでしょうか。


私はこの講座期間中に、興味のあった複業(副業)を疑似体験することができたので、自分でも複業(副業)ができると思えたんです。ちょっとでも興味があることは、「とりあえずやってみる」から始めてもいいと思いますよ。やってみて違ったと思ったら軌道修正したらいいですからね。気づくことに価値があると思います。


田崎:私も「行動する」ことの大切さを伝えたいですね。私の場合、行動する前にいろいろ調べすぎて「自分にはできない」という、できない材料集めをしがちでした。でも、春奈さんが「自分ができると思える材料を集める」ことが大事だとおっしゃっていて。それからは、行動する前に調べるとしても「どうしたらできるか」という意識に変わりましたね。


また、なにか特定のスキルを習得したいという方は、私がこのPR講座で経験したように、実践・実績づくりを重視している講座などを選ぶのがよいのではないかと思います。

複業(副業)・フリーランスといった個人でのお仕事を目指している方は、実績が大事ですよね。私は講座の実践案件で、自分の名前が記事に記載されているクレジットありの記事制作をさせてもらえたことはありがたかったですし、自信にもつながりました。


ぜひ、みなさんも、自分にとってベストな職種や働き方を見つけるためにも、行動して実践してみるということを意識するといいですよ!


>>講座の特徴や魅力については、前編をご参照くださいませ↓

後編の取材・執筆を終えて

お二方のお話を伺って、思っていることを誰かに伝えてみる、実際に動いてみる、そこから気づきがうまれて何かが変わるチャンスが出てくるのだなと思いました。悩みに対しても「気づきがうまれることに価値がある」とプラスにとらえることができ、私も自分に合うスタイルを探し続け、気づいたことから行動に移していこう、と一歩進む勇気をいただきました。


(取材・執筆:PRライター Sayuri / 編集:山崎春奈)


(※1)Cannpass運営のPR人材プロダクション「is Closet」について


<関連情報>

第6期「広報・PRプランナー&PRライター養成講座」(募集は終了しました)

第5期修了後の変化と成長