複業を無理なく長くつづけるためには?作業時間の把握と改善を怠らないことが、本業とのバランスにつながる〜パラレルキャリア入門〜
こんにちは。株式会社Cannpass代表の山崎春奈です。約4年半、複業キャリアを歩み、2020年からは会社員×経営者として複業社長というパラレルワークをしています。
複業を始めた、もしくはこれから始めたいと思っている方の中には、どうすれば自分に合った形で仕事をしていけるのか気になっている方も多いのではないでしょうか。複数の仕事を並行して続けていけるのか不安に感じている方もいらっしゃるかもしれません。
そこで今回は、私が今まで本業として会社員の仕事をしながら複業をつづけてきた経験をもとに、無理なく複業を続けていくためのポイントをいくつかお伝えしたいと思います。
複業は無理のない仕事量からはじめよう。作業のスピードと量の改善をいつも意識することが大切
私が複業の仕事をするときに意識していることは、「短時間でも日常的に複業に使う時間をつくること」です。たとえば、私は基本的に平日に本業のお仕事があるので、平日の夜に少しずつと、あるいは土日のお休みに時間をとることもあります。
今では、会社の経営までするようになりましたが、複業を始めたばかりの頃は、1、2ヶ月に1本程度記事を制作するなど、できる範囲のことを少しずつやっていたんです。
複業を続けていく中で、1つひとつの作業を効率よく短時間でできるよう、経験者や先輩方のやり方から学んだり、分析したりして、工夫を重ねていきました。たとえば、最初は5時間かかっていた執筆原稿の構成作成を、どうしたら2時間にできるかを考える。
そうすることで、だんだんとできる量も質も上がり、より高いレベルのお仕事を任せてもらえることも増え、お仕事の幅も広がっていきました。
また、複業の仕事をする時間を作ろうとすることは、本業の仕事も効率よく取り組もうと意識するきっかけにもなって。みなさんも、まずはできる範囲の量から複業を始めてみるのがおすすめ。
実際に複業するなかで、効率よく作業ができるように常に工夫を重ねていくことで、本業と複業のバランスをうまく取りやすい自分なりのスタイルを作っていくことができますよ。
長くつづく複業キャリアのポイントは、自分の作業時間を把握すること
では、実際に自分に合ったスケジュールを立てていくにはどうすればよいのでしょうか。ここで私が1番大切だと思うことは、「何にどのくらいの時間がかかるのか自分で把握できていること」です。
そうすると、どれくらいの仕事量に、どんなスケジュールで対応できるのかをイメージできるようになります。予定外に追加の仕事がきたときにも、自分が対応できるのか、どうすればできるのかが分かり、提案や調整をしやすくなります。
漠然と作業に追われていると、間に合うのか不安な気持ちやストレスも生まれてきますよね。これならできるという具体的なスケジュールが立てられたら、いつ何をすればよいのかが見え、精神的な負担も解消していくことができるのではないでしょうか。
また、私は海外旅行など、趣味や娯楽の予定はあえて先に入れてしまうことも多いんです。もちろん本業との兼ね合いもありますが、先の予定が決まっていることで、その実現のために、前もってどう仕事を対応すればよいかアンテナがたつようになります。
自分が何にどれくらいの作業時間がかかるのかを客観的に把握すること。そして休暇予定も我慢せず予定としてきちんと組み込むこと。そうすることで、ストレスを溜め込んでしまうことなく複業を続けていくことができますよ。
本業と複業を両立するためには、気分転換や休暇のバランスも大切に
少しずつ複業を続けられるようになって、お仕事の幅が広がってくると、どうしても本業とのバランスを取るのが大変だと感じてしまう時期がくるかもしれません。私も、複業と本業の忙しい時期がかぶってしまうときはあるんです。
そんなときには、前もって本業の繁忙期を考慮して複業のお仕事を調整する場合もあります。ここでも、自分ができる量と時間を把握していることで、この時期なら複業のお仕事をこれくらいできる、ということが判断できますね。
そして、もしも本業の忙しさが常態化していて複業を続けたいけれど難しいという場合には、転職も1つの選択肢として視野に入れてもいいかもしれません。自分にとってベストな選択をするためには、本業の忙しさを客観的に観察・分析することも大切です。
また、本業から複業の作業に切り替えるときや気分を変えたいとき、私の場合は、作業する環境を変えてみたり、食事など仕事と違う行動をして気分転換してみたりしています。
自然のある環境が好きな私にとっては、都会から離れて、自然の中でリフレッシュをするというのも効果的でしたよ。
複業を無理なく続けていくために、自分にとってベストな本業と複業のバランスを追求することと、自分なりのリフレッシュ方法を理解しておくことが大切。
はじめは自分のできる範囲から少しずつ複業を始めて、だんだんと自分のスタイルを作っていってくださいね。
(執筆:山崎春奈 / 編集協力:PRライター 小川陽子)
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