リーダーを目指すなら、PR視点を身につけよう。経営者×会社員のキャリアを歩む女性が考える、リーダーとして活躍する秘訣〜株式会社Cannpass代表・外資系企業マネジメント職 山崎春奈〜

こんにちは、株式会社Cannpass代表の山崎春奈です。私は、経営者としてPR・キャリア・人材育成の事業を展開しながら、会社員として外資系企業のマネジメント職を勤めています。


私がそうしたキャリアを歩んでいると、いつかはリーダーになりたい、あるいはリーダーになったばかりだけど、自分にできるか不安……という声を聞くことは少なくありません。

私が、会社員・経営者のお仕事どちらにおいても組織のリーダーとしての経験を積んでいるなかで培った、リーダーとして活躍するためのヒントをお伝えさせていただきます。


初めてリーダーになるのが不安なのは当然。一歩先の経験にチャレンジしよう

私が、いま勤めている会社でマネジメント職を打診されたのは、入社して6年たったころでした。もともと、マネジメント職になることをめざしていたわけではなかったので、「自分にできるのだろうか」という不安の方が大きかったことを鮮明に覚えています。

そんな不安を当時の上司にうちあけると、「経験のないことに対して、不安を感じるのはみんな同じだよ。あなたならできる」と背中を押してくれました。


実際にマネジメント職を任され、チームメンバーの育成もおこなうようになると、これまで以上に「会社・組織として何がベストか」という視点で判断することが多くなりました。


もちろん、組織のリーダーとしての役割を担い、自分の判断や行動の影響力が大きくなることへのプレッシャーを感じないわけではないですが、同時に、自分の意見が部署の動きを左右することもあるという醍醐味も感じています。


誰しもが、やったことないことに不安を感じるものですし、最初から完璧にできないのは当たり前。

自分の可能性を、自分以上に信じてくれる人がいるからこそ、そうした一歩先の経験のチャンスに出会えるのです。

ぜひ、それを自己成長と、まわりへの貢献の機会と思って、挑戦してみてくださいね。


リーダーを目指すなら、PR視点を身につけるのがおすすめ

私は、会社員としてマネジメント職を務める前から、約4年間、PRの複業をつづけてきました。いまでは経営者×会社員としてのキャリアを歩んでいますが、複業でPRのお仕事に携わっていたことが、自分のリーダーとしてのスキルを磨いてくれたと感じています。


PRとは「すべてのステークホルダーと良好な関係を築き、事業を発展させていくこと」です。なので、人との信頼関係を大切にすること、そのための言葉選びやコミュニケーションのとり方などを意識することが必要になります。


このPR視点が、PRのお仕事だけでなく、業界・職種の違う会社員のお仕事でも活かされていますし、マネジメント職になるにあたっても、自分を後押ししてくれました。


私がマネジメント職を務めるなかで、PR視点がどう活かされているのか。たとえば以下の3つです。

・自分が会社のトップだったらという視点もふまえて判断する

・チームメンバー1人ひとりにあわせたメール・チャットを送る

・自分のチームだけでなく、他部門のサポートもする


PRは先ほどお伝えしたとおり、企業の事業発展に寄与するお仕事なので、経営者の方とお仕事することも多いですし、経営視点が求められます。

そのため、PRの複業をつうじて「自分が経営者だったらどうするかを考える」ことが増えました。

また、「相手の立場になってコミュニケーションをとる」「かかわる人のベストを追求する」といったPR視点を身につけられたので、チームメンバーや他部門の方との関係構築にも活かされています。

リーダーを目指すうえで、何かスキルを身につけたいと思っている方は、ぜひPR視点を養うことがおすすめですよ。


チームメンバーの力をひきだすこと、それがリーダーの役割でもある

私が会社員・経営者、どちらのお仕事においても、組織のリーダーとして大切にしていることは、「自分なりの根拠をもって、かかわる人たちへのベストを尽くすこと」です。


たとえば、チームメンバーの指導をする際に、どこまで任せるか・手を差しのべるべきかに、正解はありません。そのメンバーが得意な業務であれば、全部お任せするのがいいかもしれないですし、苦手なことであれば、少し手助けしてあげる必要があるかもしれませんよね。

担当業務だから、やって当然、できて当然という姿勢ではなく、自分が何をサポートしてあげたら各チームメンバーが力を発揮しやすいのかということを、自分なりに納得して答えをだすようにしています。


というのも、チームメンバーの力を引きだすのが、リーダーの価値の1つだと私は考えているからなんです。まずは自分がチームに貢献すること。それが、チームメンバーとの信頼関係を築くことにもつながっていくので。


リーダーをめざしている方や、リーダーになったばかりの方は、ぜひチームや組織のために、自分がどんな役割を求められているのか、どんな価値を発揮できるのか。そんなことにアンテナを立てながら、まずは、まわりへの貢献を意識してみてくださいね。


(執筆:山崎春奈 / 編集協力:PRライター 菅原千晴)


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https://www.cannpass.jp/