「若者の希望」になる瞬間〜かみむらゆい Facebook log〜

きのうトークイベントで、大学中退〜NYでの経験なんかの話をしていたんだけど。

 

とっても印象に残ったことがあった。

 

参加者さんのひとりに、大学を休学中だという19歳の女の子がいて。

 

彼女が「休学している理由」が、わたしが「中退した理由」とよく似ていたんだよね。

 

 

当時のわたしのように「先は見えないけど・・でも、なんか、このままはちがう」だから、別の道をいこうとしている。そんなところだった。

 

「海外に行きたいんです」とのことだった。

 

 

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いま、わたしは30代で、いっろーーーんなことを経て、人生をとても信頼できている。

 

だから「大丈夫だよ」「やりたいこと全部やってみな」って、カンタンに言ってあげられる。

 

 

だけど、何もなかったころのじぶんを思い出して、目の前の彼女に投影したとき

 

「不安だよな〜〜ぁぁぁ」と、思った。

 

 

みんなと同じような道を選ぶことができないじぶん。

 

どこに、誰に、指針を求めたらいいのかわからない。

 

まだ社会人経験もないんだもん。

 

「大丈夫な未来」なんて描ききれないよね。

 

 

それでも、違和感を無視しないで、じぶんが選ぼうとする道の先に「明るい未来がきっとあるんだ」って信じたくて、話を聞きに来てくれました。

 

えらいな〜。すごいな〜。ありがとう。って、思う。

 

 

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わたしたちの話が終わったあと、彼女は、目を輝かせて「ほんっっとーに来てよかったです!わたしの数年後、かみむらさんみたいに、こうなってたい!!!なります!!!」って、伝えてくれた。

 

 

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それは「人生は、ますます楽しくなっていくんだ!」って、未来を信頼してもらえた瞬間。

 

「やりたいこと、やっていいんだ!」って、じぶんが選ぼうとする今に自信を持ってもらえた瞬間。

 

「諦めないで求めれば、探してたものは見つかるんだ!」って、行動したじぶんを好きになってもらえる瞬間。

 

 

わたし、こういう瞬間のために生きてるんだった。 

じぶんの経験が、生き方が、創った場が、「若者の希望」になる瞬間。

 

 

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若いころのじぶんが出会いたかった大人で在れること。

 

それは、わたしの大きな幸せの1つ。

 

 

わたしが10代のころは、こんな風に“まっとうじゃない生き方“(笑)を、身近に感じられるイベントなんてなかった。

 

というか

こんなにネットサービスやSNSも発達してなかったし、

なかなか出会いたい大人に出会える時代じゃなかったんだよね。

 

 

じぶんが、いまこの時代に生きて、ある程度、すでに成し遂げたこともあって。

こうして届けられる場があってほんとによかったです。

 

 

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さいきんでは、人前に出たり、人に会ったりするのが億劫なときもある。

「もう十分がんばってきたし、そろそろ隠居しよう〜〜」とか、本気で思ったりもする。 

 

でも、やっぱりもう少し、こういうことを続けたいな。

若者にとって「会いに行ける自由な大人」でいたい。笑

 

そんな風に思いました。

 

 

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運営をアシスタントちゃんに任せた今回のイベント。収支は赤字ですがww

 

このうれしみは、プライスレス。