副業からフリーランスまで【ライターとしてのキャリア】を考えよう!活躍中のブックライター・PRライター・編集者が登壇。セミナーレポート〜YOSCA×itty selection〜
「ライターとして活動しているものの、仕事の依頼が続くか不安」「将来フリーライターになってみたいけれど、どうすればいいのかわからない……」
そんな「ライターというキャリア」にまつわるモヤモヤを解決するためのイベントが、2018年3月22日に東京・銀座で開催されました。
5000人以上のライターを抱えるライタープロダクションを運営する株式会社YOSCA代表取締役の宮嵜幸志さんをはじめ、現役ブックライターの小松田久美さん、本業の傍らPRライターとしても活動されている本多佑里恵さんが登壇。
モデレーターとして、PRライターの人材育成にもとりくむitty selection Inc.のCEOかみむらゆいがイベントを進行しました。
今回は、itty selection Inc.主催「広報・PRプランナー&PRライター養成講座」受講生である中西須瑞化が、当日の様子をお伝えします!
与えられた仕事以上の「小さな行動」が、チャンスにつながる
イベントの前半では、ライターとしてのキャリアをどうやってスタートさせたのかについて、お話が展開されました。
本多:わたしの場合は、「ライターになりたい」というより、「想いのある人を応援したい」と思っていて。
自分には一体何ができるのか、あぁでもない、こうでもないといろんな人に相談する中で、かみむらさんにアドバイスをもらい、「PRライター」という存在を知りました。チャンスがあるなら飛び込んでやってみようと決意しました。
小松田:わたしは、ゼロからのキャリア形成だったので、ライター講座に通いました。
講師の方にしっかりご挨拶をして、メールやお手紙を送ったり、登壇されるイベントへ足を運んだり。学びながらも継続的につながっていくことを大切にしていました。
宮嵜:小松田さんのように積極的に動くのは大切ですね。自社に所属しているライターさんのなかでも、「与えられたこと以上に行動する人」はどんどん仕事につながります。
プロフィールをかなり丁寧に書き込むだけでも、発注者から見た印象は随分変わります。「小さな行動を起こすことで、チャンスに変えられるのではないか」という視点で、今の自分にできることを工夫するといいですね。
ライターとして活躍しつづけるには、「信頼」と「計画性」が不可欠
つづいて、「仕事を継続して依頼されるライターになるには」というテーマへ。
宮嵜:依頼する側としては、まず、一見して「当たり前のことをどれだけできているか」を見ます。納期を守れるか、フィードバックを理解して反映してくれているか、コミュニケーションが取りやすいかなど最低限のことはできてほしいですね。
「この人に任せれば安心」「一緒に仕事をしたい」と思われる人なら、どんどんチャンスが巡ってくるはずです。
本多:わたしが所属するPRライターチームでも、副業・本業関係なく、自分の仕事の半歩先のことまでやっている人には、「書く」以外にもチャンスが与えられているのを目の当たりにしています。
小松田:依頼主には、必ず「その記事を通して達成したい目標や目的」が存在します。だから、わたしは「自分に求められていることは何か」を把握して書いています。だからこそ成果を出せて、継続してお仕事がくるのだと思います。
それから、ただ依頼が続けばいいのではなく、「自分の人生設計」という視点も大切ですよね。ライターとしてのキャリアプランを描いて、意識しながら活動してきました。
宮嵜:小松田さんは医療系に特化したライターからブックライターへ転身したんですよね。
小松田:はい。その前には恋愛系の記事を書いたりもしていました。
まずは需要の多い記事で実績を作って、それを持って自分の得意分野や目標とするメディアに移っていくというように「次のステップ」を常に考えて仕事をしてきました。
かみむら:先を考えるというのは、フリーランスにとって不可欠な視点ですよね。わたしも、「これからはPRをやっている人がライティングもできるようになることが必要な世の中になる」と確信があったので、「PRライター」という肩書きを創りました。
とても根気のいることですが、時代の流れを読んで、折れない確信があるなら、新しい価値を創っていくというキャリアの築き方もあります。
選ばれるライターになるには、自己理解を深めること
本イベントは、株式会社YOSCAとitty selectionの共催。副業やクラウドワーカーから1歩進んで、「フリーランスのライター」としてのキャリア形成を学ぶ場として実施されました。
題して、「フリーライターとして活躍したい人のための現役ブックライター・PRライター・編集者キャリアセミナー あなたはどうしてライターになったの?」。
レポート担当として参加した、わたし(中西 須瑞化)にとって、特に印象深かったのは、「思い出されるライターになろう」というお話です。
たくさんいるライターの中で、「これは○○さんにお願いしよう」とすぐに思い出してもらうことはとても重要です。そのためにも、自分の特徴や、これから持ち味にしていきたいことについてなど、まずは自己理解を深めることが大切だと知ることができました。
「書くことが好き」のその先を考えることが、ライターというキャリアのスタートなのかもしれません。
イベントには、ライターをめざしている方から現役のライターさん、企業の広報担当者やメディアの運営者まで幅広い方が参加され、「ライター」というキャリアの広がりを感じる場にもなりました。
これからもitty selectionでは、フリーランスやPRライターというキャリアをめざす方々を応援するイベントを開催します。
興味がある!という方は、かみむらゆいのFacebookフォローを。最新情報を公開しています。ポチッとフォローされた方、いつか会場でお会いできる日を楽しみにしています!
・告知ページ ※イベントは終了しました。
(執筆:中西 須瑞化)
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