20代後半で見つけた、自分らしさとたくさんの夢。理想のキャリアが築ける環境で、まだまだ仕事力と人間力を磨きたい〜itty selection PRプランナー・PRライター ふじもとめぐみ&Kisa〜

好きなことで、楽しく仕事をしたい! いま、この瞬間にも、そんな風に変わりたいと思っているひとがいるのではないでしょうか。


株式会社itty selection/itty selection Inc. (アイティ セレクション)は、PRやマーケティングを通じて、企業や人びとの「セレクト=価値ある選択」をサポートしている会社です。

代表取締役社長(CEO)である、かみむらゆいさんのアシスタントを務めるのは、実際に築きたいキャリアを創造中の女性たち

PRプランナー・PRライター、ふじもとめぐみさんとKisa agatahさんです。


ふたりは、どのような想いを抱えてitty selectionに出会い、日々働き、現在に至るのでしょうか。PRライター兼itty selection広報マネージャー の水澤が取材しました。



自信がついたことで、自分も、相手も、もっと好きになれた

───どんなきっかけと想いがあってitty selectionに入られたのか、教えてください!

ふじもとめぐみ(以後、ふじもと):わたしは、会社員時代(現在、フリーランス)から時間や場所にしばられる生活を変えたいと考えていて。具体的に「どうやって?」を探っていくなかで、知り合いの方に、ゆいさんのことを教えてもらったんです。


そして、2016年1月から、ゆいさんが主催した「PRライター養成講座」を受講しました。半年間、彼女を間近でみていて「自分もあんな風に働きたい」という気持ちになっていったんです。

とくに、わたしが本当に大事にしたいことを、ゆいさんに1対1で話したことが転機でしたね。フリーランスとしての独立を決意して、そのまま一緒に仕事をするようになりました。


Kisa agatah(以後、Kisa):わたしの場合は、学生時代から海外に行きたいと漠然と考えていて。なんとなく海を渡るのではなく、海外で働いても太刀打ちできるような自分になりたいと思っていました。

そんなとき、itty selectionが展開している、ニューヨークを介してキャリアアップをサポートするサービス「Co-nnections NY」の体験イベントを偶然みつけて。現地で活躍されているビジネスパーソンの方と直接スカイプで話せるというもので、「これはチャンスかもしれない」と思って、応募しました。


そのとき、アシスタント募集もされていたので「ここなら海外でも活きるスキルを身につけられる」と思って、応募。アシスタントとして関わるようになりました。


───実際にアシスタントとして関わってみて、どうでしたか。

ふじもと:いろんなことが、いい方向に変わりました。とくに、わたしなりの長所を伸ばすという新しい発想に出会えたことが大きいです。これは、itty selectionが大切にしている文化なんです。


とくに成長できたのは、3か月かかる大きなプロジェクトを任せてもらったとき。3か月という、わたしにとっては少し長い先に〆切が決まっていて、スピード感を見極めるのも、モチベーションを落とさずに完成まで持っていくのもむずかしかったです。

はじめてのことだったので、自分なりに考えてもうまくいかなくて。ゆいさんやクライアントさんからさえ助けてもらいました。とくに、モチベーション管理のために「できないことにぶつかって落ち込むのではなく、自分ができた部分を褒めて大きくする」ということを、徹底的に教えてもらいました。


そうして制作したものが世に出たとき、「わたしでもできるんだ!もっと自分のよさを伸ばしたい!」っていう自分に変わっていたんです。

それ以降、どんな仕事をするときも自信を持って、行動できるようになりました。


Kisa:正直、わたしはいままで 「人のために」と考えることがほとんどなくて。仕事先にメールを送るときも「はい、これで終わり」みたいな、作業的になってしまうことが多かったんです。

でも、ゆいさんの近くで仕事をすると、常に「先にいる人」を意識していて。すべての人が、お互いに気持ちよく、ハッピーになるためにどうすればいいのかを考え、行動しているんです。


わたしたちへの褒め方やアドバイスも、そう。わたしたちをきちんと理解したうえで言葉を送ってくれるので、その気持ちが伝わり、心を動かされてきました。わたしも、たとえメール1通であっても気持ちを込めて送るようにしています。

そうやって相手に敬意を払えるようになってから、相手の返信からも「わたしを信頼してもらえているんだな」と、感じることが増えて。

取材やミーティングで、実際にお会いすることがすごく楽しみになりました。



プライベートまで良好に。「PR」だからこそ、学べたよい関係性のつくり方

───アシスタントとして関わるなか、何か得られたものはありますか。

ふじもと:itty selectionはPR会社としての事業を展開しているので、「PR」の概念を、自分の仕事にも照らしあわせて捉えられるようになりました。


アシスタントをはじめたころは、PRって「ステークホルダーと良好な関係づくり」だとは知っていましたが、漠然としたイメージしかなったんです。でも、PRライターグループの運営に関わるチャンスをゆいさんにもらって。

メンバーとのコミュニケーションひとつでお互いの関係性が深まっていく……そんな感覚を持ったとき「これって、PRそのものじゃないか」と。

メンバーと心から向き合ったとき、「人と人とのコミュニケーションを大事にすることがPRにつながる」ってことを、肌で感じました。いまも意識しています。


Kisa:わたしはPR業界やライティングのことを、まるっきり知らないまま入ってきたんです。だから、ゆいさんに教えてもらったこと、すべて新鮮で。どんな人たちに向けて、どんな風に、よい関係をつくっていけるか……。いまでも、何をするときも考えて、試行錯誤しています!


ふじもと:ビジネスって、大変なことだというイメージがありました。でも、PR視点で見ると、とてもやりがいがあって、楽しいことなんだなって思います。

わたしがサービスに貢献することでクライアントさんがうれしい、サービスを通じてお客さんたちにも喜んでもらえる。そんなものを提供できたら、わたしも嬉しいし、よい評価されると、なおうれしい。

みんなでよいものを創って、アウトプットの価値を上げていくことで、より幸せになっていくのが、PRであり、ビジネスなんだと知りました。


Kisa:あと、一緒に働いている人たちとのつながりも、かけがえのないものですよね!

itty selectionで出会う人たちって、前向きでポジティブなんです!そういう人たちが集まる組織づくりをしているからなんです。


そして、PRライターとして取材をさせていただく方々からは、いつも勇気をいただきます。

取材対象者は年上の方が多いのですが、わたしの年齢だったときは、山あり谷ありの人生を送っていたとか。でも、未来に対して明るい希望を持って生きてきて、今は活躍されている。そんな人たちの話を知ることができて、刺激的で楽しいですし、勇気になります!


───仕事以外にも、プライベートで活かせる学びはありますか。

ふじもと:あります。大きな変化は、家族に対して感謝できるようになったことですね。

フリーランスになるって、やっぱり不安もあるじゃないですか。でも、不安にばかりフォーカスせずに、背中を押して応援してくれる家族に「ありがとうを伝えられるようにね!」と、ゆいさんにいわれたことがあって。

親とは、子どものころから、少しわだかまりがあったんですけど、「ありがとう」って伝えたとき、自分の中で、感謝がほんとうに腑に落ちました。親は、すごく驚いていました(笑)でも、喜んでくれていました。親との距離も、もっと近づいていきたいです。


Kisa:わたしは、人間関係において「相手にベストになること」を、考えられるようになりました。

いままでは、お互いに意見が違うと、関係性を薄くしてしまうこともあったんです。でも、ゆいさんは「今、この状況でどの方法をとれば、より関係性がよくなるのか」を、常に頭の片隅においていて。自分もそうなりたいと思いました。

そして、自分自身も「相手にどんなことが提供できるのか」を、もう1歩踏み込んで考えるようになってから、プライベートでも人間関係は良好に保てるようになったんです。



ここには、個性を尊重して「お互いの人生」を応援し合えるチームがある

───キャリアや経歴も違う2人。お互いのことを、どう思っていますか。

ふじもと:本当に違うところが多いよね。Kisaちゃんはポジティブでパワフル。成果に向けて、すぐに動けるタイプです。


Kisa:確かに(笑)めぐみさんは、1つひとつ順序よく考えるタイプですね。わたしが見落としがちなプロセスをフォローしてくれるので、助かっています。

itty selectionには、PRライターチームもいますし、関わるメンバーは、それぞれ性格がぜんぜん違います。でも、共通点としてみんな「人生をよりよくしたい」と思っているので、目の前にきたチャンスをしっかり掴んで、ゆいさんや他のメンバーに支えてもらいながら成長しています。

1人の人間として自立できるように、itty selectionを通して育ててもらっているという感覚があります。


ふじもと:そうだね。それは、やっぱり、ゆいさんがそれぞれの個性を伸ばす風土を創っているからこそ。

「それぞれ得意分野を持ちあって、貢献しあえる組織を目指していきたい」という、ゆいさんの覚悟があるんです。それを感じるから、わたしたちも依存するんではなく、自立して共創したいって思っています。

だから、それぞれが自分なりの居場所を見つけて、ここで人間性も磨いています。


───itty selectionに、さらに貢献するために考えていることはありますか。

Kisa: itty selection内で、もっと共創しあえるようにしたいですね。

最近まで、ゆいさんから知識や考え方をもらうばかりで、「自分だったらこうしたい」という提案ができなかったんです。

でも、「Kisaちゃんは、自分から企画を立てることが得意だね」と、ゆいさんが気づいてくれて、わたしの持ち味を発揮していけるようなスタンスを勧めてくれて。少しずつ結果を出せるようになってきました。

もっと、わたしたちとゆいさんが共創できるような横の関係性をつくっていきたいです!


ふじもと:確かに。関わる仕事全般で、わたしたちから提案できるようになりたいね。

以前、定期的なイベントを開催していたのですが、いつのまにか目標人数にとらわれてしまって。制約のなかで「集めないといけない」というプレッシャーだけが募って、結果も出せないし、楽しめないっていう時期がありました。

そのとき、ゆいさんに、「そもそも、このまま同じ手段をつづけていきたいの?」といわれて、ハッとしたんです。わたしたちが勝手に枠をつくっていただけだったんです。よりよい仕事をするために、こちらから提案して1からつくっていけばいいじゃないか、って気づきました。

ゼロベースに戻ること、自分たちが楽しめることをベースに創りなおすこと。そういった自発性を持つこと。それが、共創につながるんだと思います。



「わたし」から、その先へ。多くの人に、よい影響を与える人になっていきたい

───これから、itty selectionを通じて、どんな未来像を描いていますか。

ふじもと:業界や年齢、現在のポジションに関わらず、50歳になっても活躍しつづける人でありたいです。

そのために、ゆいさんから「小手先のHOWではなくWHYを突き詰めるように」とアドバイスをもらっていて。


50歳まで活躍するには、「結果を出す力」や「稼ぐ力」が必要ですよね。たとえば、今のご時世、ライターって誰でも名乗ることができます。でも、クライアントさんや読者が求めている本質的な部分をくみ取っていかないと結果にはつながりません。もちろん、結果がでないと稼ぎつづけることはできないです。


本質をつきつめるためには、「なぜ?」を深ぼりしていくことがポイントなんですよね。

わたしがこれまでに書いた記事で数字として結果を出せたものは、すべて、テクニックよりも本質をとらえられたことが要因になったと思っています。


Kisa:わたしは問題が生じたとき、「そもそもの原因はなんだろう?」とつきつめて考えて、逆算してゴールにたどり着けるようになりたいです。

これまで、人間関係や仕事であっても、「その場がよければいい」って、対症療法的に考えてしまうクセがあって。でも、itty selectionは、仕事も、メンバー間の人間関係も、「原因」から考える場なんです。

これから先、どんなキャリアや人間を築く場合にも、原因療法の考え方は活かせると思うので、しっかり身につけたいです。


───itty selectionに関わりたいという人は、これからも増えると思いますが、何かメッセージはありますか。

ふじもと:itty selectionには、常に自分で自分を磨ける環境があります。自分次第で、いろんなことにチャレンジできて、実践の場数をたくさん踏めるところも魅力です。

わたしは「Co-nnections NY」というサービスを通してニューヨーク出張に行く機会をもらったのですが、仕事としての経験も貴重なものだったし、そこで出会えた人たちはかけがえのない存在です。自分の「これがしたい!」を、一緒に考えてくれて、ほんとうに叶えていくことができる場なんです。


Kisa:わたしは、itty selectionに関わったことで、「自分にも、こんなことができるんだ!」と自信がつきました。だから、「わたしも、誰かに自信を与える存在になりたい」と考えるようになりました。ゆいさんやPRライターメンバー、itty selectionで出会う人たちのアドバイスをもらえたからこそです。

それから、PRライターとしてつくってきた記事は、自分の財産としてインターネット上に名前を残してもらえるので、友だちや家族にも成果として伝えらえるんです。その代わり責任は重大。

だからこそ、「自分はこうしたい!」という意思がある人、他責にせずに自分で切り拓きたい人には、itty selectionは、本当におすすめです!



インタビューを終えて

今回、インタビューを務めたPRライター兼itty selection広報マネージャーの水澤陽介です。アシスタントとして、1年ほど関わるふじもとさんとKisaちゃんから話をうかがい、いつもは言葉にしない想いに触れることができて、背筋が伸びる気持ちでいっぱいです。


ふたりとも、言葉尻を強めてわたしに伝えてくれた「相手を思いやること」。

PRそのものが可視化され、マスメディアへのアプローチから、よりパーソナルな関係構築を行うものへと近づいてきたのではないでしょうか。家族や友達といった身近な人からよい循環を生み出していけたなら、と思うとitty selectionの意義や役割も大きいものといえます。


ふじもとさんとKisaちゃんが選択した道のりをお聞きして、わたしもitty selectionに関わってから“人”と向き合うための強さを学んできたことを思い出し、自身の生き方においても大切なことを教わってきたなとふり返る時間になりました。


そして、人生を好転させるのは自分!自分も、彼女たちの背中から学ぶだけではなく、共創できたらと強く感じました。

(取材・執筆:PRライター&itty selection広報マネージャー 水澤陽介)